難病や病気で足がしびれる、麻痺が出るなど徐々に外出が困難となるケースがあります。もしも利用者さんが外出困難になったら、、思いつく安全策をかんがえてみました。
福祉用具
外出するための車いすや歩行器の準備
歩行が困難になると歩行器や車いすの購入を検討します。介護保険でレンタルができる時もあります。介護保険でレンタルできるかは担当のケアマネージャー(介護福祉専門員)へ相談をしてみてください。歩行器を使用しても長時間歩行ができなければ車いすの検討をしたほうがいいと思います。今は大型の商業施設にも車いすが置いているところがありますが、貸し出中のときも多くあります。外出困難で引きこもりにならないようにしましょう。適切な気分転換は療養生活では大切です。
福祉タクシー
福祉タクシーとは、高齢者や障害者の方などが容易に乗り降りできるよう、リフトやスロープなどを備えた車両でのタクシーサービスです。車いすやストレッチャー(簡易ベッド)のまま乗れる車両があります。病院への通院や入退院をはじめ、観光やお買い物などサポートをしてくれます。これも介護保険で自腹が減額になることがあるのでケアマネージャーに相談をしてみてください。
スロープ
スロープは車いすで玄関の段差があるところに有効です。段差あると車いすごと抱えなければなりません。介護者にとっても負担になります。負担をなくして快適な自宅で生活を送るために必要だと思います。これもレンタルが可能なときがあるのでケアマネージャーさんに相談をしてみましょう。
リフト
車いすへの移動が大変な時にはリフトもあります。レンタルができるます。体格のいいかた、若い男性などベッドからの移動が大変な時には見当をしてみてくだい。訪問入浴時や少し体を浮かせたいときにも使用でき便利です。
環境整備
手すり
屋内移動のため環境整備は必要になってきます。手すりやポジショニングバーの設置を検討します。住宅改修をしなくても簡易で設置できる、手すりもありますので検討をしてみてください。介護保険を利用できる場合もありますのでケアマネージャーさんに相談をしてみてください。とくに、夜間のトイレなど頻回にトイレに行かれるかたは、転倒転落のリスクが高いため手すりの設置が必要となります。
引っ越し
住み慣れた住環境を引っ越しするなんて。と思っている方もいらっしゃると思います。でも段差の多い自宅。段差が厳しく数センチの段差が足が上がらない。段差があるために台所まで行くことができない。浴室までの移動が困難。玄関前に階段があり外出が困難。階段が厳しくなっきた。多くは難病の利用者さんに多いのですが数年かけて歩行が困難になる。将来的に歩行困難が予想されるときには、将来の見通しを利用者さんと相談して引っ越しをお勧めしています。バリアフリーはとても大切な環境です。
以上が思いついた、外出困難時の安全策です。本人や家族の気持ちを尊重理解したうえでケアマネージャーさんに相談をしてみてください。引っ越しなど金銭的な問題もありますので、十分に話し合いが必要だと思います。また訪問看護でも外出支援として一緒に外出することも可能だと思います。