在宅で人工呼吸器管理ははどのようにされてますか?
病院と違って抜管がないので簡単ですよといわれましたが💧
そういわれましても~~~わたしが訪問看護で学んできたことをお伝えできればと思います。
今回は換気のパターンとアラームがなったときには、痰がたまったときの呼吸のモニター変化の説明をしたいと思います。
換気のパターンには2つのパターンがあります
VC(Volume control) 換気量を設定し管理
➡起動内圧の変化に注意
PC(pressure contcol)上記道内圧を設定し管理
➡換気量の変化に注意
アラームの代表的な音
〇最低分時換気量アラーム
1分間の換気量が設定値以下になったときになる (わかりやすく話すと換気できていない)
回路外れは?回路亀裂?破損?
気管カニュレの抜去、呼吸回数の減少
〇最低気道内圧アラーム
回路内圧が設定された下限値を満たさないときに考えられる原因
回路外れは?回路亀裂?破損?
気管カニュレの抜去、呼吸回数の減少、
〇無呼吸アラーム
呼吸回数の低下、呼吸のトリガーがされない、
呼吸回数の確認、自発呼吸のトリガーの設定値 無呼吸の時にはトリガーが働かない
〇電源遮断
電源供給がなくなったとき(停電、コンセント外れ)
退院をしてきた時に電源供給を忘れて、バッテーリーがなくなってから気が付く。
退院支援をしたときは呼吸器は電源コンセントにささっているか要注意です。
停電をしたときには、バッテリーに切りかえ、バッテリは何時間持つのか確認をしておく
車のシガーソケットを使用をしてコンセントを確保する
アラームがなったら
①消音
②原因の追究 呼吸状態、分時換気量、起動内圧、平常の呼吸パターンを知っておく(とくに
③原因の除去、対処、改善
④観察
もしも自発呼吸が弱くなったり、換気不全の時には蘇生バック(バックバルブマスク)が必要になるかもしれません。日頃から使用できるか、どこに置いてあるのか。介護者の方と確認が必要です。
痰が貯留をしたときには、呼吸器のモニターはどう変化する?
換気量 | 気道内圧 | |
PC(従圧式) | 減少 | 変化なし |
VC(従量式) | 変化なし | 上昇 |
痰がつまっているからといってもすべての圧が上がるわけではないのですね。そう思っていたのは私だけかもしれませんが💧
PC(従圧式)は換気量が減少する。なので普段から、換気はPC(従圧式)、VC(従量式)どっちで行っているのか確認が非常に大切です。そのうえで呼吸器のモニターの変化を考えることが重要になってきます。
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