COPDの方の入浴介助  訪問看護

今日も訪問看護で困ったを解決したいと思います。訪問看護師になって困ったこと。

医療スタッフ自分しかいない中で、整えられていない自宅で入浴介助。

なにが不安か漠然としてますが。とにかく不安でした。

まずはCOPD 病態生理からです。

①COPDは、タバコの吸入や大気汚染によって起こります。なかでも原因のトップはタバコです。90パーセント以上がタバコによるものと言われています。

②有害物質が肺胞にまで及んで炎症を起こすと、肺胞の壁が破壊され、弾力性のない肺になり空気をうまく吐き出すことができなくなってしまいます。

③細気管支炎や肺気腫により、肺の空気がうまく吐き出せなくなり、その結果酸素不足を起こし、息切れを起こす病気です。

息が吐き出せない。想像つかない方は胸部、下部で腕を組んで押さえつけるようにしてみてください。胸郭が思うように広がらないと思います。これがCOPD の呼吸状態です。苦しいですねー。

それでは具体的な入浴の方法をお伝えしていきます。

①在宅酸素

在宅では酸素療法をしていらっしゃる方も。

肺のガス交換著しく低下し、血液中に酸素が不足した状態(呼吸不全)になることがあります。不足した分を補うために酸素を吸入します。今は在宅でも酸素を受けられます。もちろん、お風呂に入りながらでも酸素吸入は行えます。在宅酸素屋さんへお風呂までの長さのカテーテルを確保できるように、声かけがいりまーす。

これは在宅あるあるで、忘れがちなのですが。お忘れなく♪忘れるのは私だけかもしれませんが。

 


②シャワーチェア

 

前屈みの姿勢になると息が苦しくなります。つまり椅子の低いタイプでは前傾姿勢になりやすく息苦しさを感じてしまうため背筋がのばせるようにシャワーチェアが必要なのです。
シャワーチェアをケアマネジャーさんに相談をしてリースもしくは購入をしていただくようにします。

 

③浴槽の中に入れる椅子

浴槽の中に首まで浸かると息苦しくなります。肺が水圧で潰れてしまうのです。息苦しくならないように胸より上は出して入浴を行いましょう
もしも椅子がない時にはじ

④シャンプーハット

シャンプーをして洗い流す時に息を止めなくていいので楽なのです。

どうしても入浴したいのに息がくるしてできない方には、足浴をしながら背中にタオルを当てて掛け湯をします。温まると好評です♪

これまでの経験から、酸素のカテーテルは邪魔になるから外してと希望される方。おりました。医師からの指示があるため危険であることを伝えますが。どうしも外してシャワー浴をしたいかた。そんな方は浴槽に浸かるときは、肺が圧迫をされるので、カニュレをしておくことをお勧めいたします。

シャワーチェアは脱衣所や浴室で使えるのでとっても便利です。利用料がかかりますが、絶対お勧めしています。
もしも息が上がったら。椅子に腰掛けて息を整えてから次の日動作にうつっています。
もしも呼吸困難がでたときには、口すぼめ呼吸を行っています。

①軽く口を閉じて鼻から息を吸います。 
②口をすぼめてゆっくりゆっくり息を吐きます。息を吐くときは吸うときの2倍くらいの時間を目安にします。

ゆっくりと深呼吸。肺を広げるイメージです。

それと、入浴中や脱衣所など息が上がるのでむだに話しかけないようにしています。

以上が私がCOPD の方で入浴介助の方法です。また訪問看護師の意見が有れば、教えていただきたいです。

今日もありがとございました。

 



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