ストーマ管理 訪問看護

 

こたつん
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訪問看護ではストーマ管理はどうしているの?

こたつん
こたつん

訪問看護で戸惑ったことはストマ―ケア。

自宅に帰ってからどういうふうに管理をするのかみてみましょう

ストーマケアの訪問看護の役割として多いものとして

利用者さんがストーマ管理が出いない

自分でストーマ管理ができない。または自信がないからしばらく訪問看護へ入っていて欲しい。でした。ストーマ管理やったことはるけど、人に教えるまでの自信はない。

お気持ちわかります。訪問看護へ入ってからはストーマに当たりませんようにと祈るばかりでした。こんな頼りない看護師の私でもなんとかできるようになりました。自信を持って訪問していただけるように訪問看護の視点から記事を書かせていただいてます。

それでは手順をみていきます

 

 

 

 ストーマ交換の目的

ストーマの状態の把握
定期交換で排泄物の漏れを防止
皮膚障害を予防
ストーマの異常発見

必要物品

ストーマ、皮膚剥離剤、消臭剤、石鹸、タオル、ゴム手袋、ゴミ袋、新聞、エプロン

訪問スケジュール

交換頻度の3~4日を目安に訪問スケジュールを立てます。スキントラブルや便漏れがあるときは訪問の頻度を増やします。

ストーマ交換手順

1.手袋装着
2.面板のはがし方

剥離剤を使用して優しくはいでいきます。
剥離剤はもったいないと思うのですが使用しましょう。
ムリをして皮膚を引っ張らないように、丁寧に愛護的にはいでいきます。

       

座位の時

上から下
へ剥がす


 

 

仰臥位の時

患者さんからみて
お臍からから左側

3.剥がした状態を観察します。
皮膚の保護剤の溶解・膨潤の範囲,その部位に一致して皮膚障害が発生していないか,排泄物が漏れていないかなどを観察します。

問題点1.剥がしたストーマが、溶解をして便が漏れている

腹部のシワがないかを座った状態で観察します。
お腹にしわがるときには便漏れがしやすいのでしわがないかを確認します。
便がもれているところの皮膚状態をチェックします。
発赤や湿疹等ができていないでしょうか?

問題点2.もしもスキントラブルがおきていたら
ストーマがはれなくなる可能性もあるため注意が必要です。

【医師への報告】写真を撮って主治医へ報告をする。
発赤のや掻痒感の程度により本人へ受診を促す。
【事前指示薬】軟膏系の指示薬が多いです。軟膏系の指示薬の場合
【軟膏塗布の手順】ストーマの周囲を微温湯で洗浄⇨弱酸性泡石鹸で洗浄⇨抑え拭き⇨軟膏塗布⇨10分放置⇨微温湯で洗浄(油分の多い軟膏の時はストマが剥がれ落ちる危険がるので、ヌメヌメするときには少量の石鹸で洗い流す)⇨よく乾燥をさせて(うちわであおぐ、タオルで押さえ拭き)⇨ストーマ装着

※軟膏の種類により塗布してからの分数は違います。医師の指示に従ってください。

【溶解.膨潤】

面板を一定期間貼付していると,汗や排泄物の水分を吸収して皮膚保護剤が溶け崩れたり,白くふやけたりします.溶け崩れることを「溶解(ようかい)」,ふやけることを「膨潤(ぼうじゅん)」といいます.どちらも皮膚保護剤が皮膚保護機能を発揮し終わった状態を意味します.

したがって,皮膚保護剤の「溶解」や「膨潤」の程度が交換時期の目安になります.
面板ストーマ孔から1cmまでという状態が適切な交換時期になります。
※小腸ストーマ皮膚障害のため早めに交換をします。夏場の発汗量や皮膚のコンディション,排泄物の性状によって耐久性は変わるので注意が必要です。

POINT

ここに

面板を剥がしたときに溶解が1cm以上あれば早めに交換をする。
交換時期を早めるなど訪問の調整がいります。

【便の性状の確認】
便秘ではないか
下痢をしていないか
便の性状を確認します

【面板のカット】
ストーマの上に透明フィルムを当ててマジックで円形にストーマの形状を書いていきます。
型紙から面板に書き写してカットする。

POINT

皮膚とストーマの間は1~2mmあけてカットをする

ストーマとの間に皮膚がむき出しになっていると、スキントラブルを起こしやすいので注意が必要。

ストーマ周辺にタオルを巻き⇨弱酸性泡石鹸で洗浄⇨よく乾燥させる

写真ではタオルがないですがタオルをまいてください。

よく乾燥をさせないと便がもれてしまうため注意が必要。
面板のシールを剥がして、腹部のシワを伸ばして貼る
3~5分ほど利用者さんの手でストーマに手を当ててもらい。良く密着をさせる。
冬場は密着がしにくいため手で温める時間を長めにする。

ストーマの袋が必要な方の場合は装着する。

POINT

〇適切なサイズ、種類、そして穴あけの装具を使いましょう。穴あけが小さすぎるとストーマを傷つけてしまいます。大き過ぎると露出した皮膚がただれてしまいます。適切な穴あけの面板を使いましょう。(人工肛門からストーマの穴の大きさは1~2mm)

〇かゆみやひりひり感は装具交換のサインです。定期的に装具交換し、漏れや皮膚トラブルを防ぎましょう。必要に応じて凸型面板で便の漏れを防ぐこともできます。

〇面板を剥がすときには、面板を引っ張らず、粘着面から皮膚を押し戻すようにします。

〇石鹸分をよく泡立てて洗い、石鹸分を残さないように流します。水分を拭き取ります。皮膚の弱い方は、石鹸は弱酸性のものを使いましょう。

〇使用している装具に対して過敏反応がないか皮膚を観察します。反応は数週間後、数ヶ月後、数年後に起こることもあります。

〇ストーマ周囲皮膚のムダ毛ははさみか電気カミソリでカットしましょう。

〇いったんストーマ周囲皮膚が赤くなったり、痛かったり、じくじくしたりすると装具が貼れなくなってしまします。そうなる前に、おかしいなと思ったらストーマ外来などで相談しましょう。また、広範囲の皮膚がただれたり、傷が深かったりするときはすぐに医療機関を受診しましょう。

 

こたつん
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これで自信をもってケアにあたってください。

 

 



 

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