医師とアサーティブコミュニケーション難しい?
アサーティブコミュニケーションをご存知でしょうか?アサーティブとは自己主張のこです。しかし主張をして一方的なコミュニケーションになるのではなく、「自分も大切、相手も大切」なコミュニュケーションのことです。つまり自他尊重のコミュニケーションのことです。
アサーティブコミュニケーションの進め方は。「事実を伝える➡感情➡相手の事情➡要求」の順番で進めていきます。
医療関係者の方で医師との対話(指示をもらう)にお悩みをお持ちの方は一定数いらっしゃると思います。そんな方々に向けて今日は発信をしたいと思います。では実際にどのようにコミュ二ケーションを取っていけばいいのでしょう。
事例1 在宅酸素の処方が必要なとき
こんなシーンはりませんか?
医師は「在宅酸素は必要はない」と感じている。看護師は「在宅酸素は必要がある」とアセスメントしている。
先生に在宅酸素の必要性を伝えるには?
医師と看護師の意見が割れています。こんなときは皆さんだったらどのようなコミュニケーションを医師にとっていくでしょう?タイプ別です。
タイプA 【攻撃的】ドッカン
先生は本当に患者さんのことをわかっているんですか?
・自己主張が強い
・一方的なコミュニケーション
・攻撃的な態度で対話がない
・対話にならない
タイプB【】受け身、非主張タイプ】オロオロ
先生の指示には従います。
・一見いい人に見えますが、患者さん利益になっていない。
・酸素の必要性がまったく説明できていない
タイプC【作為的】ネチネチ
先生は何もわかってない
・表立った対立を避け、裏で手を回します
・周囲の人たちを巻き込んだり、受身的のように見せかけ、じつは攻撃的
みなさんはどのタイプでしょうか?私の場合はタイプBで自己主張をしないタイプです。いまだに自己主張が苦手です。Drとなると緊張が半端なく目上といった感じで恐縮をしてしまうので対等な関係とは程遠いです。ではアサーティブコミュニュケーションを使った場合を紹介します。
タイプD【アサーティブコミュニケーション】良好な関係
呼吸が苦しくて夜も眠ることができません。どうしたらいいか困っています。先生の意見をお聞かせください。在宅酸素について考えていただけないでしょうか?
「呼吸が苦しくて夜も眠ることができません」
医師へ事実を伝えましょう。
事実は自分の感情を挟まないようします。例えば先生は分かっているのですか?など事実ではない私情は挟まない。
「どうしたらいいか困っています」
自分の感情を伝えます。感情の表現には以下のようなものが使えます。
【悩ましい気持ち 困惑する 当惑する 惑う 戸惑う どうしてよいか分からなくなる 思い迷う】
「在宅酸素について考えていただけないでしょうか?」
どうなって欲しいかを伝える。人格を否定するようなことはこのときには伝えません。してほしい着地点だけを伝えるよういします。
いかがでしたか?アサーティブなコミュニケーションの取り方。慣れるまでには時間がかかりそうですね。医師と対等にと言われるともっとハードルが上がりそうですよね。
みなさんの医療者としてのコミュニケーション能力が上がりますよう。応援できればと思います。
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