介護者のイライラ 5つの対処法

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介護は孤立しやすい

家族が要介護者になったときのショック
何から始めたらいいのかわからずに混乱する
介護が仕事に影響を及ぼす

要介護者は家族に大きな負担をかけることになります。
介護者が仕事と介護を両立できないため、仕事を辞めて離職をすると、経済的負担もかかってくるためさらに大きな負担となります。

介護は身体的、精神的、経済的負担があり、要介護者の家族にとっては介護疲れが出やすい原因です。
しかし、介護は孤立しやすく問題が発覚するまでは、周囲の誰も気が付かなかったということは、そうめずらしい話ではありません。孤立するのは、主に介護をしている介護者です。そして身体的も精神的にも経済的にも一人で抱え込みすぎてバランスが崩れ。「介護うつ」「介護放棄」につながることもあります。

自分がしなければいけないという思い込み

両親や親族は自分が介護をしなければいけないと思い込み、ストレスがたまったかたもおおくいます。またストレスがたまっていると、客観的に見つめることができる方はまだいいのですが、ストレスにさえ気が付いていないケースもあります。介護度があれば上がるほどもちろん介護者の手がいるようになり、介護者は会社に言えない悩みを抱えがちです。

残業ができない
時間短縮勤務をする
休暇をとる
在宅勤務をする
などの工夫が必要。
会社との話し合いが必要となります。

身体的介護の悩み

介護度が上がってくると自分でできることが少なくなり、要介護者を抱えたり、紙おむつを交換したり、食事の準備、汚れ物の洗濯、排泄の介助、シャワー浴の介助まで、仕事から帰ってきて要介護者の身体的介護は本当に大変です。見えない仕事が山盛りです。
夜間のおむつ交換は睡眠不足を引き起こしなどストレスもたまりやすい環境です。

精神的な疲れ 

要介護者との密接な毎日
家族たちとの関係の維持
介護スタッフとのやり取り
役所などの公的な手続き
すべてをうまくやろうとすると疲れてしまいます。
自分だけに介護が押し付けられている
と感じるとより孤立感を高め、ストレスになる可能性もあります。

経済的な問題

介護サービスは要介護度にそって支援限度額が決まります。介護サービスを受けるには自己負担額もあり多くの場合は1割ですみます。しかし、おむつ代、食事代、洗濯、日常生活にかかる費用は自己負担です。
会社に要介護者がいることへの協力が得られればいいのでしょうが。
介護負担による介護離職となり世帯収入が大幅に落ち込むこともあります。
経済的な不安を感じながら介護を続けることは大きなストレスになるでしょう。

認知症による介護疲れ

徘徊、失禁、被害妄想、攻撃的な口調、物とられ妄想など認知症は介護者のストレスを大きくしてしまう要因が多くあげられます。生活リズムが安定せずに時間の感覚も薄らぎ夜中に活動的になったりします。認知症のすべての行動に付き添うことはかなりの疲労の蓄積が考えられます。
介護虐待に発展しないように注意が必要です。

介護疲れが減る 5つの方法

介護サービスの利用

介護スキルの向上

主治医への相談

介護者所会に参加

身近に相談相手を作る

介護施設の利用

ケアマネージャーさんと相談をしながらケアプランを作ってもらう。要介護の度合いに応じて以下のサービスが可能になります。訪問介護、訪問入浴介護、食事介助、排泄介助、デイサービス

介護者が休むことをレスパイトといいます。レスパイト休暇をとるためショートステイの利用も検討をしてみてください。

ケアマネージャーさんとつながっていないときには、お近くの地域包括センターへ連絡をしてください。

家族がどこまで介護をするのか。プロの手を借りるのか線引きをすることがとても大切です。

介護のスキル向上

介護を始めたばかりの時には、介護スキルがまだ身についていない状態です。うまく介護ができないと、要介護者との良い関係も続けていくことはできません。訪問看護の利用やなんでも屋の訪問看護にご相談を。介護のコツを伝授いたします。
各自治体で介護教室をやっているところもあるようなのでお問い合わせください。

主治医へ相談

高齢者を在宅介護するときには、日常的な悩みも主意へ相談をするといいと思います。例えばトイレが頻回で介護者が不眠である思いなど。ケアマネージャーはケアプラン作成のため定期的に主治医と面談をしています。主治医は普段の生活の様子を詳しくしっています。

介護者会に参加

在宅介護をしているとどうしても孤立をしてしまいます。悩みやストレスがたまっても、同じ境遇の人がいないため理解してもらえず、苦しい思いを一人で抱え込む方も多いようです。悩みの相談ももちろんですが、さまざまなアドバイスももらえます。

身近な人に相談

何か悩みができたらすぐに相談をできる相手がいるといいでしょう。自分一人で介護をしていると負担になり、閉鎖的、孤独になってしまいます。一人で抱え込む負担を相談して、悩みをわかちあいましょう。

このブログを書きながら介護者は大変なおもいがあると改めて感じました。
1人で抱え込まずに介護のプロ 松岡が小さなことでも相談にのります。
お気軽にお問合せください。
大分県在住 なんでもや訪問看護050-3577-4849

 


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