訪問看護はなんとなくイメージができても怖くて一歩をふみだせないことがありますよね。わたしもそうでした。実際働いてみてどうなの?という疑問がたくさんです。きょうは訪問看護の魅力、メリットについて話をしたいと思います。もちろん、訪問看護師として活躍中の方もみていってくださいね。忘れている新たな発見があるかもしれません。
人間関係が良好
ひとりで行動することが多いからもめごとは少なめです。
怖い先輩は少ないです。
そもそもステーションに人がいません。訪問にみんな行っているので、事務所に残っているのは管理者か事務員だけです。お昼ご飯を車で食べることも多いので。ステーションに帰ってくるのは夕方です。パートさんは朝のミーティングに参加をして、正社員とは顔をあわせずに帰ってしまうので。正社員とはほとんど顔をあわせません。しかも一人で行動をするので人間関係のわずらわしさは病棟にくらべると減りました。ステーションが少人数だから気をつかうの意見もあるようですが、ステーションで集まるのは朝も含めると2時間ほどです。利用者さんと向き合っている時間の方が長いです。このため,人間関係は病棟に比べるとらくになりました。
自分でスケジュール調整ができる
利用者さんとの信頼関係ができると、訪問時間の変更をお願いしたりなど。
スケジュール調整がしやすい。
クリニックで働いていると平日休みがとりにくい。クリニックの看護師は人数が少ないから、おやすみをいただいても少し申し訳ない気持ちになってしまいますよね。訪問看護では利用者と相談をして訪問スケジュールを相談しながある程度決められます。このため自分がお休みの時にだれかに行ってもらう必要は少なくなります。これは一概には言えないのですが、働いてみたい気になるステーションがあるときには聞いてみてください。
コミュニュケーション力がつく
利用者さんはもちろんのこと家族や多職種連携など。コミュニケーション力がつきます。
人とのかかわりが大好きな人はむいていますよ。
ステーションの電話を持つと電話対応に追われることがあります。家族と本人が不安にならないようにその日の訪問をおえるのですが、夜になると不安がまして夜間コールがかかってくることがあります。電話で必要な情報を取り緊急訪問が必要か判断をしなければなりません。このため本人や家族の性格や不安の度合いに応じて対応を変えていく必要があります。この見極めに高いコミュニケーション能力が必要だったりします。多職種連携は日頃から、ケアマネージャ-、リハビリ、デイサービス、ショートステイ、ヘルパーさんとも連携がとれるように。また利用者さんの体調に変化があったときには、主治医への連絡、報告。受け入れ先の病院との連携、緊急訪問診療となるのか。などなど。連携の鬼になれます。コミュ力のスキルが上がること間違いなしです。普段から人とかかわることが好きな看護師さんには向いています。私は多職種連携がすきでとても楽しいですよ。
自分で判断をして行動できる
これはデメリットじゃないの?
責任が重くのしかかってくるかもしれませんが、あえてメリットであげました。
自分の成長を感じることができますよ。
訪問看護にはいって一人で訪問することが不安と思っていましたが。実際は退院が許可されて自宅療養に切り替えた方。つまり病状は落ち着いている方がほとんど。そして訪問をして1時間ほどかかわるためバイタルと、フィジカルアセスメントは丁寧に取れます。看護者は体調の変化は敏感に気が付きやすいです。もしも変化があったときには、、、電話をして看護師同士でも相談ができるシステムがあります。私のステーションは管理者が電話で相談にのってくれます。心強い味方がステーションにいるといった感じです。訪問看護としてやりがいを感じるポイントは、自分の成長を大きく感じることができることです。体調の変化に気が付きやすくなった。もしも体調に変化があったときには、どうすればいま最善の道をさぐりだせるのか。頭はフル回転になります。受診か?往診か?在宅生活は続けられるか?もしも在宅生活になるときには何が必要になるか?訪問のペースは?など。たくさんはなしをすすめなくてはいけません。この先が見通せるようになったときに、自分の成長を感じることができます。自分の成長は大きな喜びですよね。しかも、本人や家族から、とてもとても大きく感謝をされます。本当に大変だけれどやりがいは感じます。私も最初からうまくはできませんでしたが、だいぶん先が見通せるようになりました。つまり予防的にかかわっていけるようになりました。
訪問看護はやってみないとわからなことが多いですが、やりがいを感じることはたくさんあります。実際に、コミュニケーション能力、判断能力は確実にアップしました。経験値がたまればスキルアップは間違いないです。ぜひ訪問看護にチャレンジをしてみて下さい。もしもお仕事をされていない方は気軽に問い合わせてみて下さい。メールでの相談もお待ちしています。
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