在宅人工呼吸器の設置場所。吸引機などもありますから介護用ベッドも含めていろいろと迷うと思います。私は狭い部屋で介護用のベッドだけで部屋がいっぱいになってしまったなどの経験があります💧
人工呼吸器の設置場所の注意点と呼吸器関連の必要物品について説明をしたいと思います。
自宅人工呼吸器の必要物品
人工呼吸器関係 | 医療機器 | 入手のための制度 | 必要度 | 実際に働いてみて思ったこと |
人工呼吸器 | 医療機器メーカー レンタル | 必須 | 壁から距離を少しおく キャスターストッパーつき | |
加湿加温器 | 医療機器メーカー レンタル | 必須 | 加湿器から水が出る そばに水を捨てられるゴミ箱があると便利 | |
人工鼻 | 医療機関からの支給 | どちらでもいい | 汚染しても数に限りがあり だから汚染をしてももらえないこともあります | |
回路 | 医療機関からの支給 | 必須 | 交換頻度確認を 回路一式もらえるかなど | |
蘇生バック | 医療機関からの支給 | 必須 | すぐに手の届くところ 普段からの点検が必要です 実際に使用したときには、ゴムがボロボロなんてことも、、、 | |
バッテリー | 医療機関からの支給 | 必須 | 作動時間がどれくらい? 内部バッテリーと外部バッテリ―の 作動時間の確認をする | |
パルス オキシメータ | 人工呼吸器にレンタル | なくてもいい | ||
マスク 気管チューブ | 医療機関からの支給 | 気管チューブは医師で交換 マスクは定期的に洗浄を |
気道ケア関係 | 医療機器 | 入手ための制度 | 必要頻度 | 実際に働いてみて思ったこと |
ポータブル吸引機 | 日常生活給付 | 必須 | 呼吸器のそばがいい 吸引をするときにアラーム音が鳴るため | |
吸引カテーテル | 医療保険からの支給 | 必須 | 本数に限りあり | |
アルコール消毒 | ||||
手袋 | ||||
低圧持続吸引機 | ||||
精製水 | ||||
吸入器 | ||||
カフアシスト | 医療機器 メーカー レンタル | 台の上 |
けっこう幅を取りそうだね~~~
療養場所の提案
実際に働いてみて感じたことは物品の多さです。
①介護用ベッド②台③キャスター付き人工呼吸器④もう一つ台(おむつなどのケアセット)
訪問入浴も入るとなると、ある程度のスペースは必要だと感じました。
人工呼吸器を持ちむと結構場所を取るんです。なので療養場所を先に決めましょう。
人工呼吸器のコンセントは独立したものにしよう
呼吸器は必ず独立したコンセントにする。タコ足配線にならないもので電源の供給を行います
火災の原因のにも、、、
人工呼吸器は壁からはなそう キャスター付きが便利
呼吸器は壁面に近いところだと居室内の空気を取り込むため壁面には近づけないようにする。訪問入浴やリハビリなどの移動があるためキャスター付き、ストッパー付きの物を使用するようにする。
吸引機と呼吸器はできるだけ近いほうが便利
吸引機と呼吸器はできるだけ近いほうが、吸引中のアラーム音を止めたりしやすいため便利です。
物品の管理
物品があちらこちらに行かないように。物を置ける台が必要になってきます。
【台の上】吸引機、吸引チューブ(口腔用、気管切開)アルコール綿、アルコールスプレー
【台の下】蘇生バック、蒸留水、吸引チューブ予備など
結構置くものが満載なのでケアセット一式をその部屋で作ってしまったほうが楽だと思います。
蒸留水は玄関になどやっていると、、、、、
往診の時に何の物品がいくつ足りないのか把握ができにくいので。
家族と物品の情報の共有をしましょう。
人工呼吸器関連の物品には限りがあります
上記の供給の中には十分にいただけない物品も多く存在しています。
例えば、人工鼻、吸引用チューブ、アルコール綿、Y字ガーゼ、回路一式などです。
痰の多い方は吹き出してしまうため、人工鼻は汚染をしやすいです。
人工鼻の交換ができない。
在宅ならでは物品がない💧
呼吸器メーカーに電話をして相談。
洗って使ってみようと思ったのですが、人工鼻は目詰まりをおこしてしまうため
危険とのことでやめました💧
なので月にどのくらいの量を使用をしていいのか。
医療機関から、いただける物品の量の確認が必要です。
交換の頻度と予備の数を検討したほうがいいと思います。
結局、無理を言って1つ利用者さんの自費負担で購入になりました💧
それからは交換頻度を少しずつずらしながら人工鼻をためていって。
今では予備があるため自費負担で交換ということは少なくなりました。
少しずつ工夫をしていかれたほうがいいと思います。
以上、今日も実際に働いて訪問看護の実際の現場状況を書いてみました。
在宅は治療とは違い療養の場所。
ごりごりと訪問看護が入っていって、あれやこれやと指導を受ける療養者と介護者。
きっといい思いはしないでしょう。なので大目に見ながら、寄り添うかたちでを大切にしています。
マニュアル通りに行かなくても当然なのです。
ステーションによってもやり方が違ったりなどあると思いますが。
私のステーションでは上のことに気を付けながら、療養者宅へ訪問をしています。
今日もつたない文章を見ていただいてありがとうございました。
参考文献 出版社 照林社 道又元裕看護部長
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