人工呼吸器ね~~~本人、家族が不安になるよね~~~~看護師も不安なんていえないよな
大丈夫ですよ. まずは不安をつぶしていくところから始めましょう
在宅人工呼吸器の特徴
〇小型で軽量(持ち運びしやすい、外出しやすい)(入院の時も持っていきます)
〇内部バッテリーがある(外出がしやすく、災害時などに便利)
〇作動音が静かである
〇病院の急性期治療とは違った使い方(抜管がない)
〇機能や設定がシンプル(シングル回路、呼気の弁が呼吸器回路の途中にあり、機械から患者まで1本)〇つながっている回路のこと
つまり在宅の人工呼吸器は持ち運びがしやすく、回路や作りがシンプルで設定も、抜管がないため、介護者でも扱えるようなシンプルなものになっています。回路交換も家族が看護師見守りでやってもらうようにします。回路が複雑ではない。災害や何かあったときには家族が対応に困らないため回路交換はやってもらっています。
在宅人工呼吸における前提条件
〇利用者と家族に、意義と方法に関する十分な理解ができている、自発的意欲があること。
(人工呼吸器管理をするのは介護者の家族の方になります。前向きにに取組む姿勢がないと管理までは難しいです。)
〇バックバルブマスク、痰吸引などの介護者が確保されていること
(介護者に方には退院前に呼吸器の指導、バックバルマスクの指導、痰吸引の指導が必要となります、退院をする前には手技の確立は必須です。そのほか必要物品の説明も大切です)
〇往診などの医療体制が維持できていること
(本人が受診をするわけにはいきません。往診の依頼をするようにしましょう。24時間連絡の取ることができる訪問看護ステーションや往診医などの必要性)
〇社会福祉資源が最大限活用できる
訪問入浴の利用、ヘルパーさんの導入(吸引のできる方)、訪問看護御ステーションの利用開始、ショートステイの利用、レスパイト入院の活用
看護師も人工呼吸器の訪問となると気楽な訪問というわけにはいきません💧
なかなか訪問看護でもハードルが高いところにあります。
これが介護者となるといかがでしょう。
全く医療に関係したことのない家族が人工呼吸器の説明をうけて不安。
しかも痰吸引まで手技の確立が必要といにわれたらパニックになりそうですよね。
吸引に関してはこまめにとらなければならず、介護者の睡眠不足も心配されます。
大家族で暮らしていて、介護者のかわりはたくさんいるとなればいいのですが。
そうでない家族がほとんどです。
自分が倒れると介護者がいなくなる。
ひとりで不安だなどの悩みも出てくると思います。
社会福祉資源をつかってヘルパーさんの導入などを、検討をしていっていいと思います。
レスパイト入院は介護者の負担軽減のために入院をさせてもらうことをいいます。
使えるのであれば使いんましょう。
車いすの貸し出しもを社会福祉資源を活用しておこなうことができます。
ヘッドレスト付き車いすで人工呼吸器を乗せなければ外出はできませんから。
車いす選びは大切です。
しかも座りっぱなしになるためクッションも必要になると思います。
訪問入浴も検討されてください。気管切開をしながらでも入浴をさせてもらえます。
社会資源を広く活用して幅広い視野で利用者さんを支えられる訪問看護師になれたらと思います。
訪問看護ステーションは24時間連絡がつく強い味方になってくれると思います。
でも、看護師としてはオンコールはみんなが電話を持ちまわります。
不安のないようにオンコールで誰が呼び出されてもいいように呼吸器の取り扱い、呼吸パターンも知っておいたほうがいいと思います。
医療保険を制度をみたしていれば複数の訪問看護ステーションの利用も可能です。
本人や利用者さんの負担軽減のために人工呼吸器が導入されるまえにできることをざっと書いてみました。私のステーションではこうしているよなど教えていただけるととっても嬉しいです。今日もありがとうございました。
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