500段の階段を上り下りして始めて分かった体調の変化
私は現在、看護師として働きながら、介護の現場にも携わっています。
介護の仕事において、体力はまさに「資本」であり「勝負」そのものです。現場には元気に動き回る20代の若手スタッフも多く、私も「まだまだ若い子たちには絶対に負けたくない!」という強い意地とプライドを持っていました。そのため、体力を使う重労働や大変な業務も進んで引き受け、人一倍パワフルに仕事をこなしてきたつもりだったのです。
しかし、現実は甘くありませんでした。
結果は……完全なる惨敗、そして敗戦です。(´;ω;`)ウゥゥ
年齢や日々の疲労だけが原因ではありませんでした。実は今年に入ってから、自分自身の体調や身体に決定的な「異変」が起きていたのです。なんと、利用者様を転倒させてしまうという大きな事故を起こしてしまい、今年に入ってから何枚もの事故報告書を書くことになってしまいました。
人の命や安全を預かる立場として、事故報告書を書くときのあの重苦しい気持ちと申し訳なさは、言葉では言い表せません。「どうしてこんなことになってしまったんだろう」「なぜ踏ん張りがきかなかったんだろう」と、深く落ち込む日々が続きました。
原因を冷静に分析してみると、答えは明確でした。 少し前にダイエットを行い、10キロ近くの減量に成功していたのです。体重が減ったこと自体は良かったのかもしれませんが、正しい筋トレを併用していなかったため、体重と一緒に大切な「筋力」までごっそりと落ちてしまっていたのでした。
自分では昔と同じように動けているつもりでも、足腰の粘りや踏ん張りはボロボロ。体力がなさすぎて、介助の最中に利用者様どころか、私自身のほうがバランスを崩して転倒しそうになる始末でした。「このままでは看護師・介護職として現場に立ち続けることはできない」「自分自身の体を根本から鍛え直さなければならない」と、強い危機感を抱きました。
そこで一発発起し、私が始めたのが「500段の階段上り下りトレーニング」です。3日に1回のペースで実施することに決めました。
正直に言って、最初は地獄のようなきつさでした。 たった数分上っただけで呼吸は「フー、フー」と乱れ、心臓はバクバク。足はガクガクと震え、途中で何度も足を止めないと前へ進めませんでした。息が上がりすぎて強烈な休憩を何度も挟まなければ、とても500段なんて上りきれなかったのです。
しかし、「事故を起こしたくない」「現場で頼られる存在に戻りたい」という一心で、3日に1回のペースを愚直に守り続けました。

すると、少しずつ身体に驚くべき変化が現れ始めたのです。
今では、あんなに苦しかった500段の階段を、途中で一度も止まることなくノンストップで上りきることができるようになりました!もちろん、終わったあとは「まっ、それでも何とか上りきれた……」というレベルではありますが、最初の頃とは比べものにならないほどの体力がついたことを実感しています。
そして、このトレーニングの効果は、すぐに本業である介護・看護の現場でも目に見える形となって現れました。
まず驚いたのは、在宅酸素の機械を持ち運ぶときです。おそらく20キロ近くはあるズッシリと重い機械なのですが、以前は持ち上げるだけでも一苦労でした。それが今では、しっかりと腰を落として力強く抱えられるようになったのです。
何より一番嬉しかったのは、利用者様を抱える介助作業が格段に楽になったことです。
以前のように踏ん張りがきかずにヒヤヒヤすることもなくなり、軸をブレさせずに安定した姿勢でしっかりと支えられるようになりました。身体の土台となる筋肉がついたことで、自分自身の動作に余裕が生まれ、安全でスムーズな介助ができるようになったのです。事故報告書を書くような不安も解消され、心にゆとりを持って仕事に向き合えるようになりました。
体重を落とすだけの減量は、一歩間違えると必要な筋肉まで奪い、仕事のパフォーマンスを著しく低下させてしまいます。身をもってその失敗を経験したからこそ、筋肉と体力を維持することの大切さを痛感しました。
これからも3日に1回の500段階段トレーニングを継続し、若い世代に負けないパワフルで頼もしい看護師・介護士として、現場で元気に働き続けていきたいと思います!


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