気管切開チューブはぬけやすく、訪問入浴中や車いす移動時などちょっとしたはずみで💧
抜けやすくなります💧人工呼吸器をつけている方はなおさら。
ぬけてしまうと気道の確保ができません。危険ですよね。
カフエアの入っていないカニューレは特に注意が必要です。
しかも抜けるときには一瞬で抜けます。
起こりえるアクシデントです。
しかも訪問看護に電話がるときには抜けてしまった後、、、、。
ということがほとんどだと思います。
対処法は本当は新しいタイプの気管カニューレに入れかえることがベストです。
しかしそれには注意点がいくつかあります。
主治医から事前指示をうけておこう
医師からの指示でチューブ再挿入
誰がおこなうのか?
訪問看護へ連絡が入るときには、「ぬけてしまったどうしましょう?」の相談の連絡がほとんどです。
訪問時間滞在中に抜けてくれるといいのですが。
緊急で訪問にかけつけても間に合いません。
家族、ヘルパーさん、デイの看護師、など近くにいる人が入れることになります。
事前に医師から指示をいただいておきましょう。
どのようにして再挿入する?
気管チューブの再挿入のときには、カフエアは必ず抜き、抜けた形にそって挿入する訓練をしておく
再挿入用の気管チューブのサイズを一つ小さめにする。
主治医の先生と相談をすることもありました。
HMV療養者は気管切開後2週間は経っているので、
皮膚孔と気管孔の状態は安定し気管チューブが
誤挿入するリスクは低いので出血につながるリスクは低いです。
看護師は往診時にチューブの入れ替えの時に医師の手技を見ているので想像はできやすいです。
しかし、家族やヘルパーさんは往診についたことや見たこともないと思います。
医師によってはヘルパ-さんや家族、訪問看護師にむけて往診の時に
レクチャーを定期的にしてくれるありがたい医師もおられました。
その時は人形をもってきて抜去したときの手順
(再送挿入から医師との連絡方法まで)
バックバルバスクの使い方についてレクチャーをしていただけました。
ありがたい。
先生も言われていましたが、
いれられる(再挿入)のはそばにいる人間しかいないから。
あわてないように普段からの訓練が必要と。
先生みたいにレクチャーしていただけるチャンスがなくても、
もしもチューブが抜けたらといった手順の確認と訓練必要ですよね。
〇再挿入を医師以外の誰かが行ったときには医師へ連絡をして往診または受診。
医師に全身状態、呼吸状態をみてもらい。
医師から安全な療養下で新しい気管切開チューにするなど処置を受ける必要があります。
もしも再挿入の指示がない場合は
〇自発呼吸があるときには酸素(もしもあるときには)を
気管切開部にあてて医療職に連絡して応援を待つ
〇自発呼吸がない、あるいは弱い時には気管切開の部分をガーゼで押さえて口から、
バックバルマスクで手動式換気を行う
往診医でもすぐにはかけ付けられないことが多いです。
ぬけた穴はすぐに塞がろうとするためはやめに入れてあげることが大切です。
普段から気管チューブの場所、注射器の場所、バックバルブマスク使い方。
普段からぬけていいように訓練を積んでおくことが大切です。
今日もみていただきありがとうございました。
参考文献 照林社 人工呼吸ケアすべてがわかる本 道又元裕看護師長
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