在宅看護 褥瘡あり、おむつ交換の注意点

なかなかよくならない褥瘡、家族や施設介護士がこまめにオムツ交換ができない等の理由で褥瘡がなかなか良くならない時があります。
肌のバリア機能が失われてドライスキンが起こり、便による創部の汚染があり。
褥瘡悪化を繰り返していくパターンです。
在宅看護では、老々介護が原因で定期的なおむつ交換が無理。
おむつ交換が適宜できないときにはヘルパーさんの導入を考え、定期的におむつ交換が行えるように支援をかんがえます。

褥瘡あり、おむつ交換の注意点

①便排泄物の除去、便、排泄物で汚染されたときには上記の理由で速やかに除去する。弱酸性の皮膚洗浄材を用いて愛護的に洗浄。500ml微温湯でやや圧をかけながら洗浄。消毒はしません。
②用途に合わせた保湿剤の使用。保湿剤や軟膏が医師からの処方がない時にはドライスキンにならないようにきをつけて

〇多量の水様便が予想されるときには保護撥水性クリーム(セキューラPO)
〇有形便や乾燥から保護(セキューラDC)
③創の汚染防止 ポリウレタンフィルムを貼付するなどして排泄物に汚染されないようにドレッシング剤を工夫、創部が排泄物で汚染したらすぐに交換する、もしも便汚染がしていれば家族へ交換の指導を。介護力のない家族にはそのままで翌日訪問時に交換を説明する。もしくは好ましくありませんが応急処置的にガーゼをあてるなど。
④おむつ交換の手間を省くためおむつの枚数を増やすことは湿潤が高く,ムレを引き起こします。褥瘡が治りにくくなるため注意が必要。多湿状態にしない。
⑤体位変換.除圧 体位変換も適切に2時間おきなどできない家族がほとんどです。エアマットの導入をすすめましょう。夜間は側臥位からクッションを1つ抜くだけで仰臥位になれるなどできるだけ手間のかからない方法で褥瘡の様子を評価をして確かめみてください。もしも悪化するときは違う体位変換の方法を導入します。

上記のことを説明して家族や介護施設の方に理解をしていただくように説明を行います。

つまり、おむつ交換は汚染があればこまめに交換。褥瘡の創部が便で汚染しないように工夫をして汚染があるときには早めに交換をしましょう。高温多湿にも注意が必要です。褥瘡がある方のおむつ交換です。簡単に述べましたが以上が褥瘡があるときの訪問看護で注意する点です。みなさんの訪問看護ではどうされていますか??できればもっといい方法があれば教えていただきたいです。訪問看護は一人で行くのでどんなケアをしているか興味津々。同じステーションの仲間と情報共有はしていますが。思いついた私の昔困った体験記事をブログにアップをしていっています。つたない説明をみていただいてありがとうございました。



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