看護師さんは看護師倫理と在宅のQOLで悩む人が……
在宅看護は利用者がどう生きたいのか?優先される。そのため看護師の心の中では葛藤がうまれやすいのよ~
看護師倫理とは何か?
看護倫理とは、看護師の仕事の中で倫理的な判断を行う際の根拠や基準のことです。 とっつきにくい印象だし、眠くなるテーマなのですが、もう一度いいます。看護師の仕事の中で倫理的な判断を行う際の根拠や基準のことです。基本は「質の高い看護を提供する」「患者さん優先」といった看護における理想的な考えを述べています。
「医療倫理の四原則」
(1)『自律尊重』自由かつ独立して考え決定する
(2)『公正』社会的利益や負担を公正に与える
(3)『善行』患者に対して善を為す
(4)『無危害』患者に対して害悪や危害を加えない
基本となる価値観を知りお互いに認め合っていくことになります。
在宅医療の特徴は患者が自分の人生を決めていく
在宅の特徴は暮らし(生活)および生き方(人生)に焦点を当て支援をすることが在宅支援になるのです。つまり、ケアマネージャーが患者や家族に聞き取りをして、人生や生活に沿ったプランが組まれてくるのです。
看護師の思い
医療職に従事しているものは、患者の心と命を守るものとして医療者の価値観に基づくものが多くなる。しかし、在宅支援は暮らしと人生の質に焦点が当てられている。お互いの価値観が一致していないことが倫理観の違いとして在宅看護の中にあると思います。
患者のニーズに合わせてケアプランが作成される
ケアマネージャーなど介護職から提案される生活支援の内容は介護職の価値観に基づくものが多くなる。お互いの価値観が一致していれば多くの場合倫理的問題は生じないが、特に医療支援においてはお互いの価値観が一致しないことも少なくない。特に問題が生じやすいのは、医療依存度が高くなった時に問題が生じやすいとされています。
基本的な大切さは患者の生活の質とニーズを保つこと
医療依存度が高くなっても大切なことは、患者の人生と生活の質を保つこと。そのためには患者や家族の意思決定支援を大切にしていくことです。医療知識があるとどうしても、こっちの選択肢のほうが命は守れると思うことでも、患者、家族がどのように生活をするのか、どういった人生を望んでいるのかが優先されなけばいけない事項になるということです。
医療と在宅の決定的な違いは
医療は通院や入院をしてくるということは、「病気を良くしたい」というう思いがある
在宅は療養の場所「どのように生活がしたいか?」「どのように人生を送りたいか?」
医療は「今までの生活態度が悪かったからこういうう風に改善をしていった方がいいよ」と提案をできる場所。また患者も治療を望むという意思がある。在宅も同じで医療者の思いが優先される場ではなく、QOL(人生の質、生活の質)をあげていく必要がある。
いままでいろんな矛盾を抱えていましたが、結局はどの場面でも患者の意思は反映されていたんですね。治療を望めば病院へはいくだろうし、在宅の場面でも治療はしたくない、静かに人生を終えたい。など全部は患者の意思によるものですよね。
どのようにむきあえばいいの?
結局はどの場面でも患者の意思は反映をされていると、ブログを書きながら気がついてしまいました。医療の側面でも治療を望む患者の気持ちと、在宅のQOLの維持向上。全て患者の意思が反映をされています。では結局は医療者の命を守りたいなんていう思いは、誰にも伝わらないでしょうか?余計なお世話なのでしょうか?医療者側からこれから先の見通しを話をする。予測を立てて話をする。そのうえで患者は意志の決定をしていく。このプロセスはとても大切だと思います。
こたつんの思うこと
わたしの母親は高齢で82歳になります。見た目も立派なおばあちゃんです。母はいつも言っています。「チューブにつながれて死ぬなんて嫌」「入院ではなく家で最期の時を迎えたい」命を守る行動として、胃ろうを作ったほうが一日でも長く生きていられるよ。お母さんという存在が一日でも長くいてもらえる。点滴をしたほうが長らえるなどなど、思うところはたくさんありますが、チューブにつながれて死ぬのは嫌だという母の思いは必ず尊重をしたいと思います。これもQOLにつながるのですよね~。
まとめ
看護師倫理といううと眠くなる~~~し。なんだか~~~底辺看護師の私には関係ない~と思うところが多くありますが~~~~。こんな私でも身近家族で置き換えてもらうと分かりやすいとおもいました~~~~。在宅は生活の質と人生の質をあげる大切な場面ですよね~~~。
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