言いたいことがあるのに言えない 

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こたつん
こたつん

看護師さん 言いたいことが言えていますか?

相手が感情的になる
ネガティブ(できないよ、むりだよ)ばかり言う
約束をしたのにやらない
仕事や会議に遅刻をしてくる
上司や部下に言いたいことが言えない
こんな時にアサーティブコミュニケーションを活用して、自分も相手も大切にしながら本当に伝えたいことを伝える技術のことをいいます。
アサーティブコミュニケーションとは北欧で作られ、自己主張が苦手な人が主張できるように開発されたものです。
自分のことはなかなか言えないですよね。わかります。私もそうでした。最も苦手とするところは医師や先輩看護師と円滑な人間関係ができないことでした。まして自己主張なんてムリムリ。いきなりめっちゃ怒られるし、先輩看護師は超怖い方ばかりで。とくに辛かったのは看護師のコミュニケーションでした。看護師はチームで動いていくので人間関係が悪くなると最悪になります。超空気が悪い中で仕事をこなしていかなければいけません。自分の言いたいことが言えるようになるコミュニケーションを活用して人間関係を円滑にしてください。
アサーティブコミュニケーションは恋人同士や夫婦関係にも使えるのです。アサーティブコミュニケーションができている恋人や夫婦は関係が長く持つというデータが出ているのです。それでは実践して使っていきましょう。

アサーティブコミュニケーションはみかんていいなに当てはめて考えていきます。

みかんていいな

みたこと 聞いたこと (客観的)事実、情報を伝えよう
かん 感じたこと (主観的)考えや気持ちを含めよう
てい 提案する 的を絞って具体的に伝える
いな 否と言われたら(否定されたら) 代案を用意しておこう

 

事例を通して考えていきましょう。

先輩看護師からの発言
「あなた看護師長に気に入られようとしているよね」
これをみかんていいなに当てはめていきます。
——-見たことを、事実をそのまま伝える

➡「看護師長に気に入られようとしてる」

かん—-感じたことをそのままに 考えや気持ちを表現しよう

➡自分の気持ちはつらい、せつない、さみしい、かなしい、戸惑う、へこむ、がっかり

てい–提案する 的を絞って具体的に伝える
➡その言い方は控えて欲しい その言い方は遠慮してほしい
いな——-否定されたら代案を用意する

 

➡もしも否定をされたら

〇どの部分でそう感じるようになったのか。確認をする➡アサーティブコミュニケーションで解決できるようにする。
〇もしもどの部分で感じたのか。言ってくれないようであれば、言わないように再度お願いをしてみる。
アサーティブコミュニケーションで返答をすると以下のようになります。
看護師長に気にいられようとしているなんて悲しくなるようなことをいうのは遠慮してください。
このみかんていいなを使えるようにするために、自分の感情を言葉にする語彙力が必要ですよね。語彙力を勉強しましょう。って私も含めてですね。アサーティブコミュニケーションを使えば、後輩も先輩にビビることなく、感情的にならずに伝えることができる魔法です。つい先日、私もこのアサーティブコミュニケーションを使いました。失礼にならずにきちんと伝えることができました。そして先輩看護師から嫌味なことを言われることは少なくなりました。

事例2

前回点滴がうまく入らず応援を読んだ、その患者さんの所へ点滴に行く予定。
だれかと一緒に行きたいけど………。お願いしたいけど出来ない。
これをみかんていいなに当てはめていきます。
——見たこと、事実をそのまま伝える

 

➡前回点滴が入らなかった、今回も点滴にいかなければならない

かん—–感じたことをそのままに 考えや気持ちを表現しよう

➡不安 躊躇 慌てる 心配 心細い 萎縮 悩ましい

てい—–提案する 的を絞って具体的に伝える
➡一緒に点滴を行ってほしい
いな——-否定されたら代案を用意する
➡〇点滴に行けそうな時間を確認する
〇先輩の仕事のサポートに回り一緒に点滴に行ってもらえるようにする
点滴に行かなければいけないのですが、前回点滴が入らなくて応援を呼びました。今回行くのは不安です。一緒に行っていただけると助かります。
点滴のサポートに来てほしいとダイレクトに言えるといいのですが、なかなか言えませんよね。でもこれだとちゃんと主張ができています。しかも伝えやすいですよね。
アサーティブコミュニケーションを使って
自他尊重のコミュニュケーションを目指そう

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