在宅.施設看護師さんむけ 褥瘡(発赤.水疱のヘア.対策付き)

褥瘡かも????確認の仕方
訪問看護師や施設看護師のみなさん褥瘡を第一発見者で発見することがありますよね。発赤を発見したときには私はまず褥瘡かどうかを確認します。発赤の段階で行うが指押し法です。皮膚が赤くなっている場合、それが褥瘡であるのかを確かめる方法です。人差し指で赤くなっている部分を軽く3秒ほど圧迫し、白っぽく変化するかどうかを確認する方法があります。押したときに白く変化し、離すと再び赤くなるものは褥瘡ではありません。押しても赤みが消えずそのままの状態であれば、初期の褥瘡と考えます。つまり、、、、疑わしければ、3秒圧迫して赤みが消えなければ褥瘡ということです

発赤や水疱の対処法
①泡洗浄で優しく洗浄(こすらない)水疱は破らないようにします
②ポリウレタンフィルム(創面保護材:オプサイト、パーミロールなど)をはっておきます。(フィルムははりっ放しにしておきます。もしも剥がれたとにはまた貼ります。(よくあるパターンとして家族がはいでしまうのでそのままでと伝えます)
③フィルムがないとには、洗浄後に撥水加工のあるクリームがあれば塗布をするようにしています。
〇撥水加工のある軟膏(スキンバリアクリーム.セキューラPOなど★ワセリンは陰部に塗るのは、止めた方が無難です。湿ってしまうので使用は控えたほうがいいです、余計に悪化する恐れがあります)

褥瘡を進行させないための対処法
〇褥瘡が進行をしていくとステージが上がり、浸出液の量も多くなっていきます。そこをできるだけ食い止められるような対策が必要になってきます。

1.体位変換   家族に正しい体変を説明する、介護ベッドの導入
              〇危険圧迫部位にクッションを挟む、側臥位などの体位変換を行う
〇正しい体位変換を家族が学んだ後は、体位変換を2時間おきにお願いします!とお願い、、、したいですが。介護負担を考えて、しにくいものがあります。そんな時に力になってくれるのが、介護ベッドです。介護保険からベッドが借りられるのでケアマネージャーさんに相談をしてみてください、今は昔のエアマットとは違い船酔いしにくいタイプや自動体交入ったベッドがあります。強い味方になってくれます。

2.おむつ交換の頻度

皮膚の湿潤は浸軟を引き起こします。浸軟??ふやけのことです。過度の水分によって肌の角質細胞が膨らんだ状態です。皮膚が浸軟すると、摩擦力は5倍になるといわれてます。つまりすれると皮膚の損傷により褥瘡へとつながります。高温多湿の状態が肌トラブルの原因となります。尿や便失禁によるおむつは高温多湿の環境です、おむつ交換はこまめにそして、何枚も尿もれ予防にとしているおむつの3枚おきは止めた方が無難です。しかし、そんなことはわかってるけど、介護力のない家族に対して褥瘡は待ってくれません。褥瘡がひどくなる場合には医者に相談し一時的でもバルーンカテーテルを入れるようにしてみるのもいいかもしれません。

3.栄養状態の改善

一気に褥瘡が進行する過程として食欲不振があります。低栄養の時は筋肉や脂肪組織が減少し、骨突出や血行が悪くなり褥瘡発生の危険性が高くなります。医師に相談をして嚥下状態の評価や栄養補助食品(エンシュアリキッドなど)積極的に取り入れるように検討してみてください。

 

以上が個人的に第一発見者となったときの私の対処法とケアの行い方です。医師はすぐに往診にこられないため、ケアの参考になると嬉しいです。発赤の下がブヨブヨとしていたら危険ですが、発赤程度であれば悪化せずに済む場合が多いです。医師と相談をしながらケアに当たってください。



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