アサーティブコミュニケーション 基本編

こんなお悩みはありませんか?

こたつん
こたつん

言いたいことがあるのに言えない。

アサーティブコミュニケーションは相手も自分も尊重したコミュニケーションのことなのです。自分も相手も大切にして。伝えたいことや伝えなければならないことを「伝える」技術のことです。「全ての人に自己表現の権利があり、自己表現の権利を自分にも相手にも同じように認める」ことから始まる。つまり私たちの権利のことなのです。

「権利」

 感じたこと・考えたことを表現して良い
・自分の感情と意見をもち、それを表明する権利
・欲しいものを望む権利
・「Yes」「No」と言う権利
 人間は不完全である
・失敗する権利・間違う権利とそれに責任を持つ権利
・「わからない」「知らない」と言う権利
 人は違っていて良い
・自分の話しに耳を傾けてもらう権利
・自分の時間や身体、所有物をどうするか決める権利
・自分の価値観を大切にする権利
・尊重され、面目を保つ権利
 アサーティブでいなくても良い
・自分の意見を主張しないでいる権利

 

アサーティブができないとストレスがたまりやすい。誤解されたり人とのコミュニケーションが消極的になりやすくまた逆に、頭ごなしに怒ってしまいその場の空気が悪くなることもあるのです。

 

自己主張ができないと医療現場では

・情報の誤認や未伝達からインシデントや医療事故に発展する
・チーム医療の不活化
・医療職者の対人ストレスが増加し、患者さんへの不利益につながる
・バーンアウト(燃え尽き)の危険因子となる

 

 

コミュニケーション3つのパターン

攻撃タイプ 攻撃で人にくってかかる

怒りにまかせて物をいってしまう
人間関係を勝ち負けで判断
相手を傷つけるコミュニケーション
周囲の人間はピリピリしている

 

 

受け身タイプ 自己犠牲的で自分さえ我慢すれば

自分を卑下している
人と対立することをできるだけ避ける
自分の主張はしない
恨みがましいタイプ

 

 

 

作為的(いやみモード)ネッチー
攻撃性を隠して相手をコントロールする

裏で悪口を言う
表立ったことを荒立てたりしないで仕返しをする
周囲は傷つくが証拠がなく責められない
周囲の人間を利用し相手に罪の意識を持たせる

看護師は自己主張できない人が多いと言われています。医師に従順である。常に共感的で優しい看護師であるべき。多忙・不規則な勤務形態で自分にも余裕がない。人の役に立ちたい気持ちの強さ。

こたつん
こたつん

たしかに人の役に立ちたいと思うことは素晴らしいけど、

看護師のイメージでは自己主張は難しく感じるわね。

だから職場でストレスがたまりやすいのね。

看護師の世界で多いのは人間関係につかれた。燃え尽き症候群で離職をされる方も多いです。人へのおもいやりが行き過ぎて自己犠牲になってしまったり。人とのコミュニケーションで疲れが出始めたら、自己主張の練習、アサーティブコミュニケーションを取り入れてみてください。今の主張できない現状よりはよりよい方向へ向います。

アサーティブコミュニケーションの4つをみてみましょう。

この四つで伝え行きます。【事実を伝える➡感情➡相手の事情➡要求】

事実
何が起こっているのか起こっていることを客観的に述べる。

感情
感じていることを率直に、困っている、心配している、悲しい気持ちになる、事実に対する自分の気持ちを言葉にします。自分がどう感じているかを伝えます。(主観的)

相手の事情を聴く
相手にも自己主張をしてもらう。アサーティブはコミュニケーションです。相手の話もよく聞きましょう。何かご意見があれば聞かせていただきたいなど。相手を思いやる質問をする。

要求
どうなって欲しいかのかを実現可能に具体的に伝える。実行不可能な過去のことを言ったり、その性格を何とかしてほしいなどは伝えないようにします。あくまでも実行可能なものであること。

みかんていいな

みたこと 聞いたこと (客観的)事実、情報を伝えよう
かん 感じたこと (主観的)考えや気持ちを含めよう
てい 提案する 的を絞って具体的に伝える
いな 否と言われたら(否定されたら) 代案を用意しておこう

この四つを覚えやすいように。自分言いたいことをみかんていいなに置き換えるとアサーティブな表現にいいかえることができます。

アサーティブコミュニケーションは理解していただけたでしょうか?よりよい円滑なコミュニケーションを目指していきましょう。ありがとうございました。

 

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