今日は訪問看護ステーションが増えている理由と訪問看護師の役割についてお話をしたいと思います。
2025年問題
そういえば、訪問看護って増えてきてるけどなんで???
あんた、、そんなことも知らないで訪問看護師をやっているのかい?
実際には看護業務で追われていて、わからないことが多くて。
勉強をしてはじめて国の取り組みや、訪問看護ステーションの立場が見えてきたわ
2025年まで団塊の世代が後期高齢者となり高齢化率が30%を超える。つまり2025年までに団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となるタイミングの前後で引き起こされる様々な問題の総称です。国では2025年度をめどに高齢化の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを最後まで続けられるよう地域包括的な支援、サービス提供体制(地域包括システム)構築を推進しています。
ふ~~~~ん
つまり2025問題は超高齢化社会になり。
地域の福祉サービスを充実させる必要があるってこと?
そうそうつまりそういうこと。
地域に訪問看護や福祉サービスが必要だということ。
自宅にいたいと願っても医療依存のたかい人が、
いきなり自宅で生活を送ることには不安があるだろうから、
2025年までに受け皿を広くするってこと。
国が整備をしようとしている福祉サービスってなに????
介護福祉サービス
①訪問看護
②定期巡回随時対応サービス
③看護小規模多機能型居宅介護
④日帰りサービス
⑤宿泊サービス
地域で暮らし続けることを支援する看護サービス全般を視野に入れその推進に力を注ぐことが必要と予想されます。つまり1日でも地域で暮らしていける。
「24時間365日質の高い訪問看護を届ける」サービスづくりを目指していると言うわけですね。
訪問看護師の人数は?
2025年までにはもう時間がなさそうだけど訪問看護師の数は足りているの??
足りていない。
訪問看護師は理想では15万人が必要と言われているんだけど、現状は4万1千人ほど。
まじですか。全然足りてない。3倍以上も足りてない。
ステーションの数は増えて訪問看護師の人数もふえているかと思えば。
訪問看護ステーション自体も病棟の経験年数3年以上といわれてたりしてハードルが高いから?
最近では新人の看護師も育成をしているステーションもあるようだけど。
一人で行く訪問看護に不安を覚える。
多職種連携が大変だ、などの理由があるけど。
話がそれるので実際に訪問看護のお仕事はなにがあるのかを説明しよう。
訪問看護仕事内容
「まさか。看護師が自宅に来てくれると思わなかった」なんてこといまでも言われてしまします。健康面や生活などで気になっていることの相談。血圧や体調を観察して医療と生活の両面合わせて判断します。疾病の悪化防止や生活障害の予防、健康管理などを行います。また医師の指示のもとに体調によって点滴や注射床ずれ傷の処置。胃ろうの栄養管理や吸引処置。呼吸器管理。服薬管理を含めた疼痛ケア下剤の調整なども行います。医療的ケアはかかりつけ医と相談したり指示を受けて行います。介護予防や介護方法を在宅で。必要な訪問介護などのサービスについての相談助言を行っています。訪問看護師は病気や障害の状態を考慮しつつ安心して生活を続けて、できる方法をご家族や家族と一緒に考えます。
訪問看護師の仕事は多様化をしてきていて。自宅で最期を迎えるお看取りから、小児障害。難病支援。精神障害。認知症のケアなどなど多岐に及ぶんだよ
ここで私たちの出番ってわけね
胃ろう管理や。輸液ポンプなど自宅で生活ができるように体調管理を行いますよ。
難しいからとあきらめないでください。
ようやく看護師らしいことをいえたな~~。
退院前からの相談に応じます。病院から退院するときは医師や看護師がいなくて大丈夫だろうか体調に変化があったときになどなど不安は尽きません。退院後も必要に応じて相談しながら症状のコントロールやリハビリテーションなどを受けらえます。訪問看護師に相談をしてください。
退院をする前だったらソーシャルワーカー、もしくわ担当看護師
自宅に戻っているときには直接訪問看護ステーションへ電話。
もしくわ地域支援包括センターか各自治体に問い合わせてみてください。
国も取り組んでいる訪問看護サービス。
ハードルが高そうな相談の電話も気軽にできますぞ
相談の電話1本で安全な生活が送れるようになる。
相談の電話1本であなたの自宅に訪問看護師が来てくれるようになる。
近くに訪問看護ステーションがない場合は訪問看護を受けたいと言う声を自治体にお寄せください。医療保険と介護保険の両方にまたがるサービスで年齢や病状名名によって利用できない保険が異なります。介護保険による訪問看護を利用されていても頻繁に訪問看護が必要な方や疾病等により医療が特に必要な方は医療保険による訪問看護となる場合もあります。訪問看護ステーションに直接相談いただくかケアマネジャーや地域包括支援センター病院の相談室にご相談下さいね。
まとめ
2025年まで団塊の世代が後期高齢者となり高齢化率が30%を超える。タイミングの前後で引き起こされる様々な問題の総称。 高齢化の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを最後まで続けられるように支援体制を整備、拡充しています。その中の一つとして訪問看護がいます。ステーションの数は増えてきていますが、訪問看護師の数はまだまだ足りていないのが現状です。訪問看護のお仕事は細分化され、医療依存の高い利用者も増えてきています。訪問看護が受け皿になり「最期まであなたらしく」可能な限り住み慣れた地域でを念頭に今日も支援に向かおうと思います。
今日もつたない文章をみていただいてありがとうございました。
文章引用 日本看護協会 日本訪問看護財団 訪問看護アクションプラン
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